確実に子育てしやすい時代に変化している件

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タイトル通りの感想を、子育て12年目を迎える今、ひしひしと感じています。

3人目を出産、保育園入園、その間に上の子は小学6年生を迎えました。
思えば12年!長い!まだまだこれからも長いのがびっくりなんですが!

最初の子は初めてということで私も気張りすぎていたところが多く、一概にはいえないかもしれません。それでも、以前に比べて、子育てしやすい世の中になっていると思います。

昔から、赤ちゃんに笑いかけてくれる、親切な人はたくさんいました。
赤ちゃん好き、子ども好きはたくさんいました。

子ども好きな人がお母さんに優しいかというと、そういう人もいますが、そうではない人もいます。
赤ちゃんに笑いかけた直後、「お母さんは完母でしょ!」と当時粉ミルクを使っていた私にはショックなことを非難がましく言う、見知らぬ年配の女性に遭遇したことがありました。

こんな人に遭遇したのは私だけかもしれませんが、お母さんはガマンして当たり前、という価値観が主流でした。
お母さんは家にいるべき、子育てに専念するべき、ガマンするべき、と四方八方から言われていましたし、圧力を感じていました。
子どもを預けること、保育園に通わせること、旦那さんに預けて自分が出かけることも非難されがちでした。

産後ウツという言葉も一般的ではありませんでした。
保育園の待機児童が社会問題化する前です。

当時よりは、だいぶ意識が変わって、産後の女性の負担が、知識として一般化されつつあるようになったと思います。保育園にしても、母乳にしても、家庭の事情でそれぞれ異なる繊細な育児事情に他人が口をつっこむことは非礼だという認識もできてきたように思います。

赤ちゃんはかわいいけれど、大変なこともあります。
子どもをかわいがるのは当たり前で、育児が大変って言うと親はガマンが当たり前、の一言で片づけられて、非難され、長時間できない仕事は辞めて、満員電車に乗るのも迷惑だから避けて。。。隔離された保育園、学校等、子ども連れしかいない世界で生きることになるのかな。。。と2人目を産んで退職したころは悲しくなっていました。

これまで生きていた社会との断絶をひしひしと感じたのが1人目、2人目の子育てでしたが、時代がどんどん変わり、新しい世界がはじまっています。

お母さんがガマンしながら一人でかかえこむ大変な育児から、チームで分担する楽しい育児に方向変換しているような気がします。

子どものイベントのパパやじいじばあば参加率は確実に増えていると思います。

仕事がえらくて子供は二の次、という価値観ではなくて、子育てのために仕事を休む、という選択肢も認められるようになってきたように思います。

くだらないことも何もかも、意味もなく続いてずっと変わらないと思っていた子育て環境自体、どんどん変わっていくので、未来に希望がもててきました。

子育て環境を取り巻く非効率な組織、たとえばPTA、それこそ謎に包まれているのですが、一応改善がみられて、無駄な作業は減ってきているように思います。一応。なんというか、いろいろな立場の方をみて、現状なぜこんなに不可解なのか、という認識ができてきたことも大きいとは思いますが。

子育てってひとつひとつは難しいことはなく、誰でもできることの集大成だと思うんですが、それが日々休みなしで続くこと、いろいろなかかわりの中でやらなければいけないことが増えすぎて、つらくなるように思います。

完全無欠なお母さんは無理で、少なくとも私には無理で、いろいろ文句を言いますが、そういう小さな言葉が、個人でとどまらない時代になってきました。
SNSで声をあげる人が増えて、共感されて広がって、小さな意見が大きく取り上げられて。。。保育園の待機児童問題のように、ちょっとずつ状況が変わっています。

私のせまい世界の中での話ですが、子育てをする人が増えて、子どもはかわいいけれど大変だということも認識されつつあります。育児による不具合、時間の制約を認める人が男女問わず、年齢問わず、増えています。自分の状況を認めてくれることって本当にうれしいです。感謝しかありません。
そういう実感があるから、子育てしやすいと感じるのかもしれません。
ていうか3人を育てるという時点でそもそも私ひとりでは無理で、近い家族から遠い親戚まで、たくさんの人の力を借りながら、つなわたりでなんとかやれているから、よけい周囲のあたたかさを実感するのかもしれません。

もちろん、旧態依然な人も組織もたくさんあるとは思うし、以前の考え方も悪いわけではありません。ただ、私は以前の「ママ1人が苦労する育児が当たり前」という価値観にすごく苦しんだので、そういう人が一人でも減って、楽しい育児をみんなが経験できれば、少子化なんて簡単に解決すると思っています。

子育ては幸せのみなもとで、不幸せを作り出すような社会であってはほしくないと思います。

今、3人目を育てていて、子どもはやっぱりかわいいと思います。
子育てを躊躇する人もいるとは思いますが、思い立ったら産むことにまったく社会的な制約がない、むしろ社会が大歓迎して成人までの保障もばっちり、みたいな社会になれば良いなと思います。

現実にはいろいろあってそんな簡単ではないとは思いますが、少なくとも、社会保障や社会の雰囲気が子育てを応援するような今の社会、いろいろ文句を言いながら、期待していきたいと思います。

日々悩みはつきないのですが、悲観するところだけ見るのではなく、光がさしている方向をみて生きることも大事だと思うことがあったので、つらつらと書いてしまいました。

あっというまに5月も終わりそうです。

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